遺言で推定相続人を廃除を取消し

  1. 書き方例

     子〇〇は反省し、△を真面目に取組み生活している。配偶者xへも謝罪し二度と暴力を振るわないと誓約することを条件に、その廃除を取消す。
    ・・・・・ 

  2. 解説

    廃除を取消す意思を示します。
    手続きとして、家庭裁判所に請求する必要があります。
    「被相続人は、いつでも、推定相続人の廃除の取消しを家庭裁判所に請求することができる。」(民法 894)
    被相続人が遺言で推定相続人の廃除の取消しを表示したときは、遺言執行者は、その遺言が効力を生じた後、
    遅滞なく、その推定相続人の廃除の取消しを家庭裁判所に請求しなければなりません。(民法 894 893)
    遺言では、廃除取消しの意思表示と共に、手続きを円滑に進めるため遺言執行者を選任しておくことが望まれます。