民事信託(自己信託)とは
民事信託とは、家族信託とも言われており、法律用語ではなく俗語です。
しかし、その内容は信託法という法律に準拠し、自由な財産管理・遺産承継の手法となっています。
自己信託は、信託宣言とも言われており、所有権が変わらないことが特徴です。
事前手続き
信託宣言する。
- 信託行為として、現経営者の自社株式を信託設定します。
- 現経営者の株式を信託登録します。
推奨事例
自ら引継ぎ経営を行うが、株式の財産権を後継ぎに移す場合
移転相手
委託者 ⇒ 現経営者
受託者 ⇒ 現経営者
受益者 ⇒ 後継ぎ
信託財産 ⇒現経営者の自社株式
受益権 ⇒配当益、残余財産
他益信託なので信託開始時に後継ぎの譲渡所得とみなされます。