個人のモチベーションや能力開発 | 組織・人材管理
個人のモチベーションや能力開発を検討する場合の考察の切り口をまとめています。
モチベーションアップ
モチベーションアップに関する理論は幾つかありますが、ここでは動機付け理論と衛生理論を検討の切り口とします。
モチベーションアップ
動機づけ要因は、プラスに働く要素で大きく次の3種類があります。不足してもマイナス要因に作用することはないそうです。
- 職場で「達成」や「承認」を得る
- 職場で、裁量権が拡大する
- 職場での職務内容が拡大する
具体的な事例は以下です。
- MBO(目標管理制度)
- 社内表彰制度
- 面接制度
- 昇進昇格
- ジョブローテーション
- 若手の積極登用
- CDP(Career Development Program)
- など
モチベーションダウン
衛生要因は、マイナスに働く職場環境に関連する要素です。満たされてもプラス要因に作用することはないそうです。
具体的な不満要素は以下です。
- 指揮命令系統
- 給与
- 事務所環境
- 人間関係
- など
能力開発
組織を支える個々の能力向上は、会社の付加価値向上にも寄与します。能力開発の方法は大きく次の3つの方法があります。
- OJT(On the JOb Training)
- 日常の仕事を通じて、上司や先輩社員が部下や後輩社員に対して教育訓練を行う方法です。
- Off-JT(Off the Job Training)
- 職場以外の場で教育研修を受ける方法で、社外研修などがあります。
- 自己啓発支援
- 社員自身が自主的に行う学習を会社がバックアップする方法です。
能力開発の対象者区分
組織の部門を問わず、職位・役職や資格等級などで区分する、
階層別教育訓練と
職種・部門など機能別に区分する、専門教育があります。
インターナルマーケティング
サービス業において、顧客と接する従業員の能力が、顧客満足度に大きく影響します。
そこで、会社からコンタクトパーソナル(顧客と接する人)へのインターナルマーケティングが重要となります。
以下が、インターナルマーケティングの重要な内容です。
- モチベーションアップ
- 能力開発
- 作業の標準化