Product(商品、サービス) | マーケティング
商品やサービスの開発や売り方について検討します。
小売店
誰に、何をどのように売るかコンセプトを検討し、コンセプト合致する商品構成とすることが前提条件で、次の項目を検討する。
- 安定した価格、納期、品質で仕入れることができるか?
- 売れ筋や死に筋などより定期的に商品ラインナップを見直す仕組みがあるか?
- 商品の販売ノウハウを有しているか?
- 商品どうしのシナジー効果があるか?アップセル(上位価格帯への誘導)、クロスセル(関連購買)など
- 仕入れ費、在庫維持費などを考慮し、財務状況について問題ないか?
- 店頭の陳列スペースは問題ないか?
- 取扱商品毎に適した在庫管理(過大在庫、在庫不足とならないような)、販売コントロールが整理されているか?
製品開発
製品開発には多額の投資が必要になることが多く、中小企業に負担が大きく、非常にリスクは高いです。 リスク低減策としては、共同開発、補助金活用、産学官連携などを検討します。
サービス財
サービスは、物品財と異なる次の特徴があります。
- 生産時=消費時:同時不可分性
- 品質不確定:非均一性
- 見えない:無形性
これらの不安定要素への対応策を検討する必要があります。対応事例としては次のとおりです。
- 同時不可分性
- 価格やサービス内容を繁閑で変更する。オンラインの予約方式など繁閑情報の公開など。
- 非均一性
- サービスマニュアルの整備。機械化できる部分は積極的に機械化する。顧客意見の社内共有など。
- 無形性
- 無料キャンペーンの実施や顧客紹介制度の導入。HPやSNSでサービス風景やイメージを掲載し視覚的にサービスイメージを宣伝など。
注意事項
新製品開発時には、既存製品の競合製品となるカニバリゼーションが生じないか注意します。 新製品で売上が上がっても、既存製品で売上が下がることになれば会社全体の売上増加となりません。 対処事例としては次のとおりです。
- テストマーケティング
- 新製品を本格市場導入前に、意図した購買者層となるかテストマーケティングを行う。
- 事前顧客調査
- 商品開発前に、顧客へ商品ニーズやベネフィットを調査する。
- 価格政策
- 新製品と既存製品の価格差を付けてターゲットユーザを分ける。
- チャネル
- 新製品は、既存製品と別チャネルや地域限定で販売する。